私は霊を見た事も、金縛りにあった事もありません。
でも、一つだけ不思議な体験をしたので投稿させてもらいます。
私は中学の時、反抗期の絶頂でした。
当時とにかく父親が嫌いで、事あるごどに口論し、掴み合いのケンカをしていました。(私は女です)
その時の父親の口癖が
「お前が中学卒業したら、お父さん出て行くけ安心しろ」
私はいつも「あっそ」と返していました。
父とケンカしたまま卒業式を迎え、母親のお願いでその日久しぶりに家族で夕飯を囲みました。
父から「おめでとう」
でもあたしは素直に「ありがとう」と言えず、そっけなく「うん」と返しました。
夕飯を終えて、そそくさと部屋に戻り明日からの長い春休みを楽しみに就寝しました。
朝しつこい電話の音で目覚めました。
両親は仕事で、家にいるのは私1人
普通だと出ないのですが、あまりのしつこさにベッドから起き電話を取りました。
父親の会社の人からの電話で
「落ち着いてね?お父さんちょっとケガして、たいした事ないんだけど病院に運ばれたんだ、お母さんと病院に来てください。」
私は大した事ないと聞き、焦らず母親に連絡し一緒に病院に行きました。
着くとすぐに看護師に呼ばれ治療室に入る
いろんな機械をつけらた、父が寝ていた。
側に行くと、先生から「ご臨終です」と告げられました。
死因は、トラックに運ぶ物を積んでいた父を
ハンドル操作を誤ったショベルカーが突っ込んできて、即死だったと。
私は、その後の事が記憶にない程泣き続けました。
親の偉大さ、有難さ、いなくなって後悔し
悔やんでも悔やみきれませんでした。
それから、1週間たったある日
部屋でボーッと体操座りをして、口癖がホントになっちゃったなー…
などと父の事を考えていました。
すると、手の甲に一滴の雫が落ちてきました。
雨?と天井見たのですが、私は8階建てマンションの6階に住んでいました。
雨漏りなどありません、もしあったとしても
一粒の水滴だけが落ちるのでしょうか?
水滴は流れる事なく、手の甲に残っていました。
めそめそしている私が心配で、父が泣いてるんだと感じました。
亡くなっても、心配かけさせ親不孝物の私。
母と2人で精一杯頑張りました。
余談ですが、去年私は性格、雰囲気周りから言われる程父に似た方と結婚しました。
以上が私がした不思議な体験です。
長々と読んで頂き有り難うございました
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話