全く霊感のない私の多分最初で、最後であってほしい心霊体験らしき話です
高校2年のことです
夜中に突然、猛烈な両膝の痛みで目が覚めました
横向きの状態で目が覚めたのですが、身体を動かすどころか、大きな声も出せません(金縛りでなく痛すぎて)
膝の骨(皿?)を内側からギリギリと削られているような、本当に「身を削がれる」ような痛みでした
息を詰めて耐えるうちに、寝ている顔の斜め上にある窓が「バン!!…バン!!」と音を発てていることに気付きました
風でガタガタしている硬い音でなく、ちょうど平手を打ち、押し付けているような音でした
普通の状態であれば、それだけでもめちゃくちゃ恐いですが、幸か不幸かあまりの痛さで「な、なんか鳴ってる」程度の認識のみでした
30分くらい悶えていたように思いますが、途中で気を失ったようで気が付くと朝になっていました
膝はもちろん傷ひとつなく、拍子抜けするほど何の痛みもありません
一応、外を見ましたが風が強かった様子もありませんでした
その1週間後、剣道部の試合中に隣コートの選手の竹刀が弾かれて膝に飛んで来るというアクシデントで棄権せざるを得なくなりましたが、呪いとか祟りというにはちょっとショボいですかね…
以上、オチのない話ですみません
せめて窓を見る余裕があれば何か見えたのかもしれません
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話