某県に『死○峠』と呼ばれる峠があります。
これは、その峠で友人が体験した話です。
お祝いに招かれた友人は、妻と一歳になる長女を連れて、久しぶりの家族とのドライブを楽しみながら親友の住む町に向かっていました。
途中あちこちに立ち寄り、その峠に差し掛かったのは辺りが真っ暗になった頃だったそうです。
突然、強烈な睡魔に襲われ、このまま運転しては危険だと判断した友人は眠っている妻と子供を起こさないように静かに車を広場に停めて、仮眠をとることにしたのです。
車を止めてすぐ、ストンと眠りに落ちた友人は、怯えた妻の声で目覚めたといいます。
乳白色のなか
シャリン シャリンと響いてくる音
「さっきまで遠くで聞こえていたのに…どんどん近くなってるの」
耳をすましていると
シャリン シャリンと響く音とは別に聞こえてきたものがありました。
よさりここりゃれ
よさりこりゃれ
こんこよこりゃれ
ここよさりこよ
こここりゃれ
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話