かなり不思議な体験です。
誤字脱字は多めに見てください笑
怖くないし長い上にたいしたオチはないです
僕は保育園の年中さんぐらいまで毎日同じ夢を見てました。
その頃の記憶は
あの子が漏らしたとか
アイツと喧嘩したとか
指で数えるくらいのエピソードしか覚えてないですが、あの夢は今でも気持ち悪いくらい鮮明に覚えてます
話しは変わりますが僕は保育園から小学3年生くらいまで映画の「マスクマン」にハマってました。
話しをもとに戻します
その夢はまず、
通ってる保育園の駐車場で僕が一人で突っ立つてます。
そこに映画「マスクマン」のマスク(変身する前の木の飾り物みたいなやつ)をした男が来て上から僕の顔を覗き込んできます。
全体的に黒っぽいコーディネートで髪は茶色、天パーがかってて短め。首に結構目立つデキ物がありました
しばらくすると男が白い(ちょっと黄ばんでる)シーツ?を取り出して、僕をくるくる縛り付けます。
(ちょうど春巻状態になる)
それでも僕はただジッと男の顔を見上げてます。
そして春巻になった僕を男はドブ?土管みたいな場所に押し込んでアミアミになった有刺鉄線でフタをします。
ここで終わり
最初は全然怖くなかったのですが
だんだん恐怖心を抱きはじめて、シーツで包まれる時に足をバタつかせて抵抗したりもしましたが
共感してくれる方も多いと思いますけど
夢の中って気持ちは精一杯動かしてるのに体は空回りするんですよね
で、結局いつも幼い僕はドブの中に押し込まれてしまいます…
でもたまに違うパターンを見る事があって
押し込まれるまでは一緒なのですが、しばらくすると下の方がスコーンと落ちて、それに合わせてぼくも落下します
ドテッっと暗いトンネルに着地するんですが
そこが地下鉄の線路の上で、「ゴーッ」っと電車の走る音とライトが迫って来て絶対絶命な感じで終わるというものです。
まぁそんな夢も小学校に上がる頃には見なくなっていたのですが…
(でもマスクマンはしばらく見てました笑)
時は経ち中学1年の時
当時僕らの間で何故かは分からないですが「電車バトル」なるものが流行ってました
内容は、停車する電車のスピードが弱まってきたのを見計らってドアに手をかけて反対方向に力の限り引っ張って
まるで自分が電車を止めたかのように見せる
というものです。
相当アホな行為だし超くだらないですが
僕らは電車が来る度に全力で引っ張ってました
そんなある日
友達と映画を見る事になり、地下鉄を利用するので
いつものように僕は「電車バトル」を繰り広げようとしてました
電車を待っていたら頭上の電光掲示板に普通列車が来ますと表示されたので僕は
「今日こそ俺が勝つ!」
とか言いながら駅員の目をかい潜って白線の外側で待ち構えていました。
すると友達が悪ふざけで僕の背中をドンッと押したのです
全く予期してなかった衝撃に僕はなんと線路側に落ちてしまいました。
しかも電車の線路には高圧電流が流れてるとなんかのドラマで見たので、線路に触れないように凄い変な形で着地しました。
初めて落ちた僕はもちろん
僕を突き落としてしまった友達は顔面蒼白でした。
必死でこっちに手を出す友達。なんかサラリーマンの人も手を伸ばしていました。
泣きそうな僕
上にいる人がなんか叫んでたりしましたが全く理解できませんでした
と
そんな時
僕は何か足をかける所はないかと下を見ました
すると
幼い頃にいつも夢に出てきたあの
マスクをかけた男が体操座りしていたのです
男は僕に気づいたかのように顔を上にあげて僕をジッと見てきました
一瞬わけが分からなくて「ウワッ」て体がびくつきましたが
今はそんなん考えてる暇はないと必死でもがいて
なんとか上に上がる事が出来ました。
上がる時に人だったら大変だと思って何回か男の方に片手を出したりしたのですが何の反応もなく
ちょっとして電車が停車した時に隙間から下を見たのですが
もう誰もそこにはいませんでした。
その後は駅員さんには怒鳴られるわ
知らないおばさんとオッサンにこっぴどく叱られるわ
散々でしたが、
僕はあの奇妙な光景をずっと思い出してて誰の声も耳に入ってきませんでした。
それからというもの
ちょくちょく例の男=マスクマンを見かけるようになったのです笑
狭い場所や隅っこが好きなのか
時には押し入れの隙間から
時には電信柱に隠れながら
僕を見てきます。
時々あまりにもハッキリ見えすぎて
変質者だったらどうしようと
包丁を握りしめ部屋の中で待ってた事もあります
でもただ見てるだけで害はないみたいなので、そのうちほっとくようになりました
これは何なのか分かりませんが現在進行形で不思議な体験をしています。
幽霊なんか見た事もないのにもっとレアなマスクマンを今もたまに見ます
どうしたものか…
終
怖い話投稿:ホラーテラー けんじさん
作者怖話