U介くんごめんね。
すぐ食べたいって言ってたのに、
僕の足が遅いばっかりに、
教室に着くまでにラーメン伸びちゃったね。
K太くんごめんね。
最新刊が読みたかったのに、
僕が店員さんに捕まっちゃったから、
読めなかったよね。
A吉くんごめんね。
屋上からのバンジージャンプ、
A吉くんのアイデアだったのに、
僕が失敗しそうになったばっかりに、
ばれそうになっちゃったよね。
僕喋らなかったよ。
I子ちゃんごめんね。
急に優しくしてきてくれたから、
僕本気になっちゃったんだけど、
U介くんの彼女だったんだね。
ビンタされて当然だよね。
みんなごめんね。
もっと美味しいお酒が準備出来たら、
よかったんだけど。
でも充分な量を入れるには、
苦いお酒じゃなきゃダメだったんだ。
それに僕、友達と一緒にいきたかったんだ。
だから僕も、すぐに飲むよ。
ごめんね。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話