友人Aの家に初めて遊びに行ったときの話。
Aは大変、穏やかな性格で、学校では嫌ってるクラスメイトは一人もいなかった。
Aの部屋のパソコンでゲームをしていたら、
パソコンがフリーズした。
Aは、舌打ちをした。
再起動したら、またもやフリーズ
Aは、小さな声で『ぶっ殺すぞ。』と言った。
普段の性格からは、想像できないので、少し驚いた。
つぎに、宿題のレポートがあったので、二人で交代しながらWordで文字を打って、画像を張り付けていたら、
『メモリーが不足してます』みたいな文字が表示された。
メモリーのプロパティーを見たら、ほとんど容量が空いていた。
Aは、
『ふざけんな。ぶっ殺すぞ!!』と叫び、
パソコンを殴り始めた。
私は、『まぁまぁ、怒んなよ。YouTubeで面白い動画見ようぜ。』
といいAをなだめた。
しかし、YouTubeを見てると、ダウンロードが途中で止まり、ポンデリングが回る始末。
最悪なことに、勝手に電源が切れてしまった。
Aは、『ぶっ殺すぞー!!』と叫び居なくなった。
Aが部屋に戻って来たとき…
私は目を疑った。
金属バットを握りしめ、目が血走っていた。
私は必死に止めたが、
Aは、『おらららぁーーっ!! 機械のぶんざいで人間をナメるなぁーー』と叫び
バットをパソコンに振り落とした。
モニター画面に、亀裂が入り、ピカピカといろんな色が点滅している。
私は、怖くて止めることが出来なかった。
しまいには、パソコンをコンセントから抜き屋根にほうり投げた。
地面には落下せず、屋根瓦にひっかかっていた。
それでも気がすまないみたいで、
窓から屋根に出て、パソコンを更にバットで叩きつけていた。
パソコンは木っ端みじん…
私は、『しばらくゆっくり休みな』と言い、自宅へ帰った。
あれ以来、Aとは疎遠になった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話