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短編2
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13日(金曜日)仏滅

俺は昔から、オカルトが大好きだった。

心霊写真やオバケ話、○○したら呪われる等々…

心霊スポットにも数えられないくらい行ったし、今思い出しても罰当たりな奴だったなと思う。

そんな中でも、一度も怪奇現象に出会った事が無い。

ある日、当時付き合っていた彼女から、友人に霊能者(自称)が居るから会ってみないかと言われた。

その女は飲み屋で客相手に人生相談とスピリチュアルトークを織り交ぜて話す、所謂うさん臭いオバサンだった。(しかも飲み代とは別で有料w)

彼女は真剣に話を聞いていたが、俺は馬鹿らしくて聞いていなかった。

しつこくオバサンが俺の名前や出自や生年月日なんかを聞いてくるので

俺『オバサンが霊視しちゃったら分かるんじゃないの?w』

と言うと黙り込んでしまって、俺は(また偽物か…)と思った。

追い込んでからかってやろうと思ってたら

オバ『…あなたはオバケ見た事無いでしょう?』

と言い出した。

彼女には常々オバケが見たいと言っていたので、オバサンなりのプロファイリングだろうと思った。

俺『あ~無いですね~(笑)

常々見たいと思ってるんですが』

オバ『あなたは一生見れないと思うわ』

俺は(守護霊がどうとか言い出すんだろうなw)と思っていたら

オバ『というより寄り付かないと思うの。

あなた自身が祟り神…祟り神って解る?

そういう類に取り憑かれてる人間と非常に似た空気を振り撒いてるから。』

俺『言うに事欠いて祟り神とかワロスwww

あんたまさかこれで金取る気じゃあねえだろうな?

なんならあんたにも祟ってやろうか?

この似非霊能者がwww』

盛り上がって罵倒を繰り返していた俺は彼女に引きずられながら店から連れ出された。

しかしまだ腹の虫が収まらないので、知ってる人みんなに言いふらしたら、オバサンの店は半年経たずに潰れてしまった。

オバサンは祟りを予知していたのかもしれないと、この時初めて思った。

いやあ、祟りって本当に怖いですねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

怖い話投稿:ホラーテラー キタコレ兄さんさん  

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