短編1
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トイレの落書き

これは知人が体験した話。

ある晩、彼は会社の同僚と酒を飲んだ帰り、公園のトイレに入った。

そのトイレは、よくある和式のかなりやつで、壁は卑猥な落書きだらけで煙草の吸い殻や雑誌などでゴミだらけだ。

その時、ふと一つの落書きが目に入った。

「この女の…」

後半は誰かが擦って消したようで読み取り不能。

そして、その下に携帯の番号が書かれていた。

こんな落書きでも電話したりするやつ多そうだから、迷惑電話とか酷いだろうな。

かわいそうに。

そう思った瞬間、自分の携帯が鳴ったそうだ。

着信番号には見覚えがない。

あれ?この番号?

何故か見覚えがある。

それに気づいた途端、彼の全身に鳥肌がたった。

この落書きの番号がディスプレイに。

慌てて彼はトイレを飛び出したそうだ。当然電話にはでなかった。

全く説明出来ないし、特に後日談も無い話ですけど、彼は携帯を変えたそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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