序章の続きです。
タクミが1時間隠れ通すことができたら、タクミのほしかったものを買うと言った俺達だが、当然そんなのは口からでまかせ。まず、ガキの俺達にそんなもの買う金はないしな。
そしてかくれんぼが始まった。
隠れていい場所は決まっていたから、手分けして探した。
40分経ったが一向に見つからない。全部見たはずなのに!
そして、どうこうしているうちに、1時間経った。
開始場所にもどると、タクミはニヤニヤしながら、ピースサインしていた。
「約束だよ。守ってよ!」
そう言うタクミだが、
「お前、かくれんぼの隠れていい場所以外にいたろ!ルール違反だ!」
俺達は口を揃えてこう言い約束を反故した。
しかし、タクミは反論する
「ちゃんと範囲にいたよ。」
「証拠あんのか?」
「証拠とか言われても・・・」
「ほら見ろ、やっぱりルール違反だ。」
弱気なタクミは言い返せず、泣きながら帰っていった。
次の日タクミはこなかった。そしていつもの待ち合わせ場所に一つの手紙が置いてあった。
「かくれたばしょにしょうこ残した。ルールいはんじゃない。ほしいものかえる。ほしいものは」
ここまでしか書いてなかった。なんか嫌な予感がした。
そして恐る恐る俺達は、隠れていい場所を探して回る。
そして、大きな大木の穴の中に
「うわー!」
思わず吐き気がした
そこにあったのは、片腕
小さな子供の片腕
「おぃ、これ、まさか・・」
「ねえ、言った通りでしょ?早くちょうだいよ、ほしいもの」
背後から声、聞き覚えのある声、俺達は後ろを振り返ることができない。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「なんでもあげるから許して!おもちゃ?ゲーム機?」
必死になってる俺達。
後ろの声はそっとつぶやいた。
「ほしいものはねー。」
グサッ
途端に背中に何か突き刺さる。
「おまえらの命♪」
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怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話
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