7年くらい前の話です
当時付き合っていた人は
嘘を平気でつける最低の人間でした
5年もまったく気づかず
とても優しく信頼できる頼りがいのある人だと思っていました
ある事から
本当の人間性がわかり
これでもかってくらい傷つき
死ぬことしか考えていました
私は子供の頃から両親が共働きで祖母が保育園の送り迎えから家事まですべてしていました
すこし偏屈な人で幼稚園や小学生低学年の時は友達を家に連れて来ると汚れるからイヤだとか言う人で
いつも友達の家で遊び
自分の家には1度も連れて帰った覚えはありません
そんなこともあり
私は祖母の事は好きではありませんでした
家を出て実家に帰る事もあまりせず
祖母が90歳でなくなる前も時も
彼ともめてる事の方が大事で
祖母の事を考える余裕がまったくなく
亡くなりました
1年近く傷つきもめた末にゴミのように捨てられ
傷つききって
お盆休みに帰省しました
子供の頃からこの家には誰かいるって気配は何度か感じた事はありましたが
知らない人でした
その日の夜
祖母の部屋だった所に泊まり
いつもは眠れない毎日だったのに普通に眠りについた頃
隣に誰がが座っている気配を感じました
私の手を軽く握り
『大丈夫かい?何かあったのかい?』
って問い掛ける優しい空気と温もりを感じました
間違いなく祖母でした
その言葉で何故か心が軽くなり
もう1度がんばってみようと思いました
怖くなくてすみません
怖い話投稿:ホラーテラー あおさん
作者怖話