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俺が小さい頃の話。
その日は従兄弟二人と母親、弟と俺の五人でホームセンターに行くことになった。
そこに行くには踏切を通らなければ行けなかった。
踏切の前に来た時、「カンカンカン」とお馴染みの音が周囲に響いた。
しばらくすると、電車が来た。
俺は久しぶりに電車を見たので
「うわぁ、久しぶりに電車見たなぁ」
と言った。
すると母が一言、
「何言ってんの? まだ来てないでしょ?」
だが確かに俺は電車の通る音を聞いている。
おかしいと思い、通りすぎた電車を見ると、
走れるとは思えないほどボロボロに変わっていた。
作者幽汰