中編7
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K子の趣味

その日は酷く蒸し暑い夜だった。

俺[ん………うっ……。なんだ…変な時間に目が覚めたな…]

時計に目をやると、23時42分とディスプレイに表示されている。

とりあえず、枕元に置いてあった[い○はす]を一気に飲み干し、もう一度寝直そうとした時……机の上に置いてある携帯が音を鳴らした。

直ぐさま手に取り、画面を見ると、K子……と表示されていた。

このK子という女、とんでもないやつで、何度かこいつのせいで死ぬ思いをした。K子は俗に言うオカルト大好き人間で。心霊スポットに行ったり、へんな物を集めたりといった趣味を持っている。

俺[あー……またあいつ…変なもんでも見つけたな…]

俺はボヤキながら、ボタンを押し携帯を耳にあてた。

K子[もしもし。○○君。今からうちこれない?なんか凄そうな物手に入ったの]

あぁ……やっぱりそのパターンね………俺は心の中で呟いた。

普通に考えれば断るであろう誘いに、俺は断れない理由があるのだ。

女友達と呼べる存在が限りなく少ない俺に、いつもK子は色んな子を紹介してくれる。その見返りにK子の趣味に付き合うはめになっているのだ。

しかし、この時はまだいつものことだ…程度にしか思っていなかった俺に、このあととんでもない恐怖が襲いかかるのだった…(←良くある感じに、独り言のナレーションをいれてみる俺)

俺[さぁ行くか。]

適当に準備を済ませると、俺は愛車の松風号(チャリ)に跨がり、K子の家に向かった………

松風号(チャリ)に跨がり、颯爽と下り坂を走る俺。

その日の風は、なんて表現すればいいだろう……何かこう、肌に絡み付いてくる感じ??

俺[あぁ………中々…。今回のはちょっと嫌な感じがする…]

なんてボヤキながら松風号をかっ飛ばしていると、10分くらいでK子のアパートに着いた。

なんだろうか…もしかしたら気の性か…K子の部屋の周辺の空間が、少し歪んでいるように見えた。

目を擦りもぉ一度見てみると、いつもと変わらないように見え、少し安心した。

K子の部屋の前に立ち、インターホンを押そうとしたその瞬間。

[ガチャ……]

K子[○○君。待ってたよ!さぁ入って。]

お前はエスパーか!?なんて心の中でツッコミを入れながら、K子と共に部屋にはいっていった。

部屋にはいると、部屋の中心あたりにある机の上に古ぼけた本が置いてあるのに気づいた。

あぁ……これだ…

一目見た瞬間に、その本から流れる不思議な空気に、否応なしに今回はこれだと言う認識をさせられる。

俺[その本か……?]

K子[うん……これ。○○君なら、やっぱりなんか感じた?]

K子が言うように何かを感じた俺は無言で頷く。

本を手に取り、表紙を見るが、題名がかすれていて読めない。

俺[で…なんの本なんだ?]

俺は本を手の平にポンポンと叩き付けながら尋ねた。

K子[実はね……]

(以下K子の説明を簡単にはしょったもの)

この本は、今から820年くらい前にかかれた作者不明の本らしい。

何でも、中に書かれてあるすべての文字が血で書かれていて。呪術だとか、悪魔崇拝とでも言えばいいだろうか?そぉいう類の内容が書かれているらしい。

その内容のあと、4部に分かれており、一部は悪魔との契約のしかた(召喚法?みたいな感じ)

二部は悪魔の力を借りる方法

三部は悪魔との契約解除の方法

四部については、何が書いてあるのか解らない(何でも、既存する文字のそれとは全く持って違い、過去に存在した文字とも違う見たことのないような物)で書かれているらしい。

(まぁ、他の三部についても日本語ではないので、俺には読めないのだが…)

K子は俺にこの四部目に目を通して、何かわかることはないかと聞いてきた。

俺[とりあえず見てみるけど、何もわかんなくても文句いうなよ?]

そう言うと俺はゆっくりと本のページをめくっていった………

続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー ボブさん  

松風号(チャリ)に跨がり、颯爽と下り坂を走る俺。

その日の風は、なんて表現すればいいだろう……何かこう、肌に絡み付いてくる感じ??

俺[あぁ………中々…。今回のはちょっと嫌な感じがする…]

なんてボヤキながら松風号をかっ飛ばしていると、10分くらいでK子のアパートに着いた。

なんだろうか…もしかしたら気の性か…K子の部屋の周辺の空間が、少し歪んでいるように見えた。

目を擦りもぉ一度見てみると、いつもと変わらないように見え、少し安心した。

K子の部屋の前に立ち、インターホンを押そうとしたその瞬間。

[ガチャ……]

K子[○○君。待ってたよ!さぁ入って。]

お前はエスパーか!?なんて心の中でツッコミを入れながら、K子と共に部屋にはいっていった。

部屋にはいると、部屋の中心あたりにある机の上に古ぼけた本が置いてあるのに気づいた。

あぁ……これだ…

一目見た瞬間に、その本から流れる不思議な空気に、否応なしに今回はこれだと言う認識をさせられる。

俺[その本か……?]

K子[うん……これ。○○君なら、やっぱりなんか感じた?]

K子が言うように何かを感じた俺は無言で頷く。

本を手に取り、表紙を見るが、題名がかすれていて読めない。

俺[で…なんの本なんだ?]

俺は本を手の平にポンポンと叩き付けながら尋ねた。

K子[実はね……]

(以下K子の説明を簡単にはしょったもの)

この本は、今から820年くらい前にかかれた作者不明の本らしい。

何でも、中に書かれてあるすべての文字が血で書かれていて。呪術だとか、悪魔崇拝とでも言えばいいだろうか?そぉいう類の内容が書かれているらしい。

その内容のあと、4部に分かれており、一部は悪魔との契約のしかた(召喚法?みたいな感じ)

二部は悪魔の力を借りる方法

三部は悪魔との契約解除の方法

四部については、何が書いてあるのか解らない(何でも、既存する文字のそれとは全く持って違い、過去に存在した文字とも違う見たことのないような物)で書かれているらしい。

(まぁ、他の三部についても日本語ではないので、俺には読めないのだが…)

K子は俺にこの四部目に目を通して、何かわかることはないかと聞いてきた。

俺[とりあえず見てみるけど、何もわかんなくても文句いうなよ?]

そう言うと俺はゆっくりと本のページをめくっていった………

松風号(チャリ)に跨がり、颯爽と下り坂を走る俺。

その日の風は、なんて表現すればいいだろう……何かこう、肌に絡み付いてくる感じ??

俺[あぁ………中々…。今回のはちょっと嫌な感じがする…]

なんてボヤキながら松風号をかっ飛ばしていると、10分くらいでK子のアパートに着いた。

なんだろうか…もしかしたら気の性か…K子の部屋の周辺の空間が、少し歪んでいるように見えた。

目を擦りもぉ一度見てみると、いつもと変わらないように見え、少し安心した。

K子の部屋の前に立ち、インターホンを押そうとしたその瞬間。

[ガチャ……]

K子[○○君。待ってたよ!さぁ入って。]

お前はエスパーか!?なんて心の中でツッコミを入れながら、K子と共に部屋にはいっていった。

部屋にはいると、部屋の中心あたりにある机の上に古ぼけた本が置いてあるのに気づいた。

あぁ……これだ…

一目見た瞬間に、その本から流れる不思議な空気に、否応なしに今回はこれだと言う認識をさせられる。

俺[その本か……?]

K子[うん……これ。○○君なら、やっぱりなんか感じた?]

K子が言うように何かを感じた俺は無言で頷く。

本を手に取り、表紙を見るが、題名がかすれていて読めない。

俺[で…なんの本なんだ?]

俺は本を手の平にポンポンと叩き付けながら尋ねた。

K子[実はね……]

(以下K子の説明を簡単にはしょったもの)

この本は、今から820年くらい前にかかれた作者不明の本らしい。

何でも、中に書かれてあるすべての文字が血で書かれていて。呪術だとか、悪魔崇拝とでも言えばいいだろうか?そぉいう類の内容が書かれているらしい。

その内容のあと、4部に分かれており、一部は悪魔との契約のしかた(召喚法?みたいな感じ)

二部は悪魔の力を借りる方法

三部は悪魔との契約解除の方法

四部については、何が書いてあるのか解らない(何でも、既存する文字のそれとは全く持って違い、過去に存在した文字とも違う見たことのないような物)で書かれているらしい。

(まぁ、他の三部についても日本語ではないので、俺には読めないのだが…)

K子は俺にこの四部目に目を通して、何かわかることはないかと聞いてきた。

俺[とりあえず見てみるけど、何もわかんなくても文句いうなよ?]

そう言うと俺はゆっくりと本のページをめくっていった………

続きます。

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