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短編2
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吉田さんの家

夏の暑さがピークになった頃の話しだ。

小学生からの友人豊田、しゅうや(漢字わかんない笑)、貴明と心霊スポットに行くことになった。

いきさつはこうだ――――――――――

僕「『吉田さんち』に肝試し行こう!」

『吉田さんち』というのはここらじゃ有名な心霊スポットだ。実際マイナーなのかもw

豊田「お前びびりなくせに肝試し好きだよなw」

俺「うるせデブwしゅうやも行こう!」

しゅうや「いや、俺は…いや行くよ笑」

そう、しゅうやは見える人‘なのだ。

何はともあれ行くことになった。

吉田さんちはここ、僕の家から車で40分ほどのとこにある。

僕らは中に入ったことはない。

中学生の時に来たことはあるが怖くて中には入れなかったのだ。

途中で貴明をひろって(しゅうやだけが免許もってる)廃墟についた。

貴明『よーし!中学ん時のリベンジだー!』

豊田『よっしゃあ!!』

僕『改めて怖…』

吉田さんちの見た目は2階建ての朽ち果てた一軒家でコンクリートで出来ている。

2階の窓ガラスが割れていて外から中が見える状況だ。

外見とは逆にカーテンだけが綺麗なのがいまだに心に残っている。

そこでしゅうやが口を開いた。

しゅうや「今、窓んとこに人いなかったか!?」

僕「(・・)」

豊田「σ(^_^)?」

貴明「(´д`)」

いや無理、無理、無理。

今まで何度か心霊スポットに足を運んだが、本当に遭遇したことなどなかったぼくらは心底怖がった。

しゅうや以外は霊感0だ。

しゅうや「ワリィ、ワリィ嘘だっ笑」

一同「はは…」

僕らはしゅうやの性格をよくしっているから今のが嘘ではないことが分かってしまった。

しゅうやはこういう場面での嘘はつかない。

いいやつだから僕らの反応を見て、嘘ってことにしたのだ。

しゅうや「じゃあ行くか」

一同「おうっ」

豊田、僕、貴明(行きたくねぇー)

そして遂に、しゅうやが先頭で中に入った。

豊田「なんか生活感あんな」

そうなんだ。人の匂いというか雰囲気というか。

1階には特に何もなかった。かなり怖がったが。

2階に続く扉の前で僕らはじゃんけんをした(しゅうや以外)。

先頭を決めるじゃんけんだ。

一同「さいしょはグっ…」僕「さいしょはパっよっしゃ勝ったあw」

先頭は僕になった。

そして僕を先頭に階段を登りはじめた。

階段を上がりきったらドアが2つあった。まずは手前のドアから開けた。

開けた…

僕が戸を開けた瞬間、視界に人が飛び込んできた。

しゅうや以外は初めて見てしまったのだ。

続きます

怖い話投稿:ホラーテラー 久保田さんさん  

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