初投稿だけど、文へたくそでも許して。
俺は今中2なの。去年の6月に体験したんだけど。
俺の学校は徒歩10分くらいのところにあって、途中に信号があっていつもそこをわたって学校に行くんだ。
俺は運動部に入っていてその日もくたくたで帰っていたんだ。
さすがに最近の6月は暑くて、ゆっくり歩いてたの。
信号待ちになって待ってると、後ろから
「ぱり・・ぱきぱき・・・ぺきっ」
って聞こえてくるの。なんだろ・・割り箸を折るような感じ?
きになって後ろ見たら、鉛筆食べてるおっさんがいたの。60歳くらいで、クソ暑いのに真っ白の長袖長ズボン。俺をガン見してゆっくり歩いてくるの。
そのとき、妙にやばい感じがしたの。信号が青になったから、はや歩きで家に帰ったよ・・。
次の日友達にこの話をしたら、「幽霊」だの「ただの変態」だのいわれて。
そして、その日もおっさんのことなんか忘れかけて帰ってたら、
「ぱりぱり・・・・がり・・べきっ」
さすがに驚いた。昨日のがいるっていうのが後ろを見なくてもわかったよ。
横目でそいつをみると、少しかがんで俺を覗き込んでた。
心臓がいっきにはやくなって冷や汗が出た。
信号が青になると本気で走って逃げた。後ろは見なかった、というか見たらいけない気がした。
さすがに怖くなったから、次の日の帰り道は「シカトしてやる」とかヤケになって走って信号に向かった。
もうそいつは信号で待っていた。青になっていたから走って追い抜こうとしてすれ違ったそのとき
「あなたも一本どうですか?」
鳥肌が立った。その日は怖くて怖くて、寝て忘れることにした。
でもわすれられなかった。
登校途中、信号機の下に鉛筆が転がっていたから。
作者catt