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お客さんについてた何か。

短編1
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お客さんについてた何か。

ブラックアパレルを辞めた記念に厄落としカキコ。

かつて、私が新人でアパレル業界に入った時の話です。

だいたい20~40代向けで百貨店にはほとんど入ってるブランドで働いてました。

ある日、店長と私の二人で店頭に立っていた日にそのお客さんはやってきた。ぱっと見た目派手でお水っぽい雰囲気の二人連れ。若い方は20代で問題のお客さんは40代位で目が血走ってた本当に眼球全体に目が赤く見え、本能的にちょっとこの人怖いかもと思ったのを覚えている。

私が一声かけて特に何もなく商品を買って帰ったのでこんな楽に買ってったので良いお客さんだったじゃないと店長に言われたが府に落ちなかった。

その夜、金縛りにあった夜中の3時位だった。

とっさに昼間の客についてたモノだと確信した。

こういう時は絶対に目を開けない。

何故ならば、目を閉じてても分かるからだ私のベッドの前で黒い渦を巻いた何かがぶつぶつとお経のような物を言いながらワ~ッときた声は女やっぱり昼間の客か勘弁してよと思った。

後日、正月明けに店の前を例のお客さんが通って行ったちらっと見たら目は普通…ああもうついてないんだなと思った。

さらに、2週間後に店の前を例のお客さんが通って行ったら目が血走ってた。残念だかそう簡単には何かは離れないらしい。

印象が強烈なお客さんだったので書いてみた。

けっこう接客業してると面白いものが見れた。

Concrete
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