人から聞いた話です。
ある蒸し暑い夏の日A子は家で友達を待っていました。
一時間たった頃でしょう
いきなりドアが凄い勢いでどんどん‼どんどん‼と
なりました。どんどん‼と言う音は一時間おきになりました。
夜中の三時頃
また、音がなりました。
友達が来たかと思ったので、ドアを開けようとしました。
すると
いきなり携帯がなりました。着信は友達からでした。
「遅いよ。早く来て‼」
友達は
「今絶対にドアを開けたらダメだよ‼」
と言いました。あまりにも友達の様子がおかしかったので、訪ねました。
「どうしたの?」
友達は
「今、家に行こうとしたら四つん這いの女が階段上がってA子の部屋のドアを凄い勢いで叩いてた」
と言うのです。
A子も怖くなってその場から動けませんでした。
翌朝、出かけるため外に出たA子はドアをみて急いで友達の家に行きました。
ドアには無数の手形が残っていました。
作者芥辺さん