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短編2
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〜キセキ〜

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私には彼氏がいる。

その彼氏と二週間前から

喧嘩をしていた。

理由は、わからない。

気づいた時には彼氏が怒っていた。

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まじ最低。

最悪。

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ある日、私は図書館へ行った。

その時、「キセキ」

という本を手にとっていた。

とりあえず少し読んでみようと

本を開くと、

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あなたが生まれた中で出会った人は

あなたに出会うために生まれてきた人。

その人と出会うために生まれてきたあなた。

その人との時間はキセキだ。

そのキセキを大切に過ごしなさい。

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私は、彼氏と自分の事を

言われている気がして

すこし気味が悪くなった。

しかし、それと同時に

仲直りしなきゃ

と思った。

携帯を取り出そうとすると

ポケットがヴヴヴ、と振動した。

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取り出し画面をみると

彼氏からだった。

彼氏も同じ気持ちでいてくれた、

と喜んでいた。

しかし現実はうまくいかないものであった。

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電話にでると

「もしもし…?」

と聞こえた。

しかしすぐに気がついた。

声の主が彼氏じゃない………。

恐る恐るその声に答えると

信じられない返事が返ってきた。

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もしもし…?

雄大(彼氏)の母ですけど。

杏里(私の名前)ちゃん?

あのね?とても話ずらいんだけど…

雄大が、トラックにひかれて

死んでしまったの…。

今まで雄大をありがとう。

雄大は嬉しかったはずよ…感謝してるわ。

杏里ちゃん、自分の事を攻めないでね…。

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最後の方なんて聞けなかった。

嘘だって言って。

悪ふざけだって言って。

なんで?なんで雄大なの?

どうして?

私は涙が止まらなかった。

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その時手にしていた本を見つめ

最後のページを読むと

「キセキなんて思えば短い物だ。

後悔はするな。

相手も望んでいないはずだから」

もう涙止まらなかった。

Concrete
コメント怖い
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匿名さん手厳しいですね、愛のムチでしょうか笑
ですが確かに、文章が途切れがちな気も致します。もう少し文を揃えた方が良いかと。
アドバイスという程でもないですが、文章など人それぞれです。自分の書きたいように書けば、それに賛同してくださる方もきっといるはずです。頑張って下さい。

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切なくなるいいはなしですね。怖い話ではなかったですけど。

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