過去話。
『こういうバイトがあるんだよ!日給六万五千円で!』
大学で、たまに話す程度の奴が言った。
『そうなの?そんなん危ねぇじゃん。やめとけやめとけ』
俺は言った。
後日、バイトをした友達から内容を聞いた。
内容は、【〇〇駅前の薬局で五、六分いて店を出る。バイト先に指定された番号に、最低三回は電話する。指定された〇〇駅から電車に乗り、二つ目の駅で降りる。夕方の四時から一時間、指定された住宅街の指定された電信柱付近にいる。】
多分まだあったけど、内容は俺が忘れたけど。
バイトを終えた彼が何日かして、みんな(俺を含む)に話してた。
警察や彼の田舎に連絡もした。
それからは知らない。
彼が突然消えたから。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話