短編2
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闇の入り口4

〜♩

何かが耳元でなっている

"えっ…何"

私はぼーっとする頭で今の状況を理解しようとしていた

"えぇっと…Gと別れてそのあと家で…"

家に着いてからの記憶がない

"私寝てたの?"

まだぼーっとする中私は音のなる方へ這うように進んだ

〜♩

音の正体は携帯だった誰かからの着信を知らせる音楽がシーンと静まり返った室内に響き渡る

"誰?この番号?"

ディスプレイには知らない番号から着信があることを知らせていた

"誰だろ?"

普段は知らない番号には出ない私が

誰かが携帯を変えて電話して来ただろうと思い通話ボタンを押し

携帯を耳に当てていた

『もしもしどちら様ですか』

返答はない

長い沈黙が流れる

"えっ?イタ電まじ…番号変えないとまたくるかな?着拒すれば問題ないか"

なんてのんきなことを考えていたその時だった

ほんの微かに何かが聞こえた

『もしもし何か後ようですか?あの声が小さくて聞こえないんですが』

なおも電話の向こうからはお経のようにブツブツつぶやく声しか聞こえない

"なんなのよ一体気持ち悪い"

そう思い電話を切ろうとした時だった

ボソボソとつぶやいていた声が所々聞こえるようになった

『ヨゥソ………ヤ……イヘ…………』

断片的にしか聞こえない声にイライラが募る

『何なんですか一体いたずらならもう切りますから』

再度切ろうとした瞬間

携帯からこの世のものとは思えない声が叫びをあげた

『お前はもう逃げられない!!』

ツゥーツゥ〜ツゥー

私はその言葉を聞いて再度深い眠りに着いた…

to be continue...

Concrete
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