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短編2
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老人

あるところに、ドライブが大好きなAさんと言う男がいた。

ある日曜日、Aさんは、とある湖にドライブに出掛けた。

自宅からは結構長旅で、湖に着くとその長旅の疲れもぶっ飛ぶくらい綺麗なブルーが広がっていました。

ある程度湖の周りを探索して、そろそろ帰ろうと車に乗り込み、家路を急ぎました。

来る時来た道を順調に走ってると、急に物凄い眠気がAさんを襲います。

少し休もうと車を崖に面したちょっとしたスペースに車を止めて休む事にした。

車の椅子を全開に倒し目をつむりました。

ウトウトしてきた時、何か違和感を感じました。

体を起こし、車の外を見ました。

すると、車が少しづつ動いてるのです。

Aさんは驚き車のギアを確認すると、ギアはちゃんとパーキングに入ってるし、サイドブレーキもきちんと引かれていました。

「気のせいか…」 と思いもう一度外に目をやりました。

気のせいなんかじゃありません。

確実に少しづつ車は動いています。

驚いたAさんは、急いでブレーキを踏みました。

そして、ブレーキを踏んだまま、ルームミラーで後ろを見ました。

そこには、テールランプに照らされた爺さんと、婆さんが物凄い形相で車を崖に落とそうとしている姿がありました。

怖い話投稿:ホラーテラー 君が代さん  

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