初投稿です。長いです。
もう10年ぐらい前の話しなので記憶があいまいな所がありますがご了承ください。
ぼくが10代の頃の話。
真夏のとても暑い日、友達と遊ぶ約束をしてたぼくは、約束の時間よりかなり早く来たので厚さから逃れるために近くの駅前のデパートに避難することにしました。
時間潰しの為デパート内をウロウロしてました。んで一服するため、何階だか忘れたけど、真ん中に植木が置いてある円形に並べられたベンチ(20人が座れるくらい)がある休憩所でタバコふかしてました。
すると
ぼくが座ってる反対側のベンチで男女の話し声が。
女「んじゃ今度電話するね。」
っみたいな感じで。
ふとそちらに視線を送るとアラびっくり。
想像してください。
その女は黒髪ロング。黄色のシャツにピンクのスパッツ…?
体型は横綱級。シャツが可哀相な事になっていて、その豊満過ぎるボディラインはあらわになっていた。
「おいおいおいおい」っと思ってると、横綱と一緒にいた男は逃げるように去っていった。
一方横綱は公衆電話に。
横綱・「もしもし!今度男の人と遊ぶ約束したんだ!ムフフフ」
っと、跳び跳ねながら嬉しそうに誰かと話していた。
その横綱が電話を終えるとベンチに戻ってきた。
ぼくは唖然と見てると(なにせ跳びはねながら電話をし、普通ではないと思わせる喋り方だったので。) 目が合ってしまった。
その女は本当にやばかった
形容⇒横綱体型にボディラインがあらわになるくらいパツンパツンのシャツにスパッツ。
そして今まで見えなかった顔がこっちを向いたことで見えた。
顔面は白粉を塗りたくったように真っ白。
目はやたら血走っている。
口紅は真っ赤。
「やばい!」
そう思い、さっと目を反らしたが遅かったみたいです。
横綱はぼくの隣にドスンっ。
175㌢ 60㌔のぼくは向こう側からは完全に隠れて見えなくなっていただろう。
そして横綱は下を向いたぼくに話し掛けた。
「ねぇねぇ」
ぼくは
「違う。ぼくに話し掛けてるんじゃない」
と、言い聞かせていたら フと目の前に真っ白で真っ赤な顔が下から覗いた。
本当に心臓が止まるくらいビックリした。
「なんすか?」
動揺を隠し強気な態度で聞く。
横綱・「君さ、横浜で会ったことあるよね!?覚えてる?ほらっ!」
ぼくは生まれてこの方一度も横浜に行ったことはない。
「いや、知らない。横浜行ったことないし。」
横綱・「じゃぁ神奈川!」
ぼく・「ないし」
少しの間沈黙。。。
見れば見る程恐怖を覚える形容。ニコニコしてはいるが直視は出来ない顔。
横綱・「あ、タバコ吸う?」
と、くちゃくちゃになったマイセンを差し出してきた。
ぼくは
「絶対なんか塗ってある!」
と思い。
「いや、タバコ吸わねーし。」
と言った瞬間。
横綱の顔が
ニコニコしてた顔が
いきなり鬼の形相になり
「あ゛ぁっ?!」
と、ぼくに顔を近づけてきた。
訳がわからない。
そして恐ろしい。
泣きたい。
「いや、タバコ吸わないんで…」
と、弱く言い顔を離した。
鬼の形相はニコニコ顔に戻りぼくをみている。
友達と約束の時間より早く来たことを激しく後悔した。
そして耐えられなくなったぼくは
「あの、ぼく友達と約束あるんで」
と言うと、
また鬼の形相で
「チッ、最初に言えよ」
と言い、ドスンドスンとどっかに行ってしまった。
ほんの数分の出来事だったと思う。
しかし長かった。
訳がわからなかった。
それからそのデパートには行ってません。
終わり
長話を最後まで見てくれてありがとうございました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話