日が暮れるのが早くなってきた去年の十一月の話。
たしかに、霊とかも怖いですよね。
けど、生きてる人の意味不明な言動もかなりの怖さ。
夕方六時頃、工場で仕事をしてたら、見た事ないバアさんが工場の中に入ってきた。
バアさんは、タバコ三本を同時に吸ってて、服装は白い生地で浴衣っぽい感じ?の服で、その服全体に、よくわからないが【お経】?南無阿弥陀仏みたいなのが、赤と黒でビッシリ書かれていた。
俺は、恐る恐る『なんすか?』って聞いてみたんだ。
そしたらさ、バアさんは半笑いで、『幸せですか?』って、俺に言ってきた。
俺は気味悪いから、とにかく出てってもらったけど。
バアさんに触れずに追い出すのは大変だったよ。
気味悪いから触りたくないもんね。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話