友人の体験話です。
夜遅く、友人はやっと仕事が片付き、会社を出て電車に乗り30分。いつもの駅で降りました。
彼のマンションは駅から徒歩5分。
すぐ近くの踏切は「魔の踏切」と呼ばれています。
事故が多いのです。
自殺者も出ています。
それでも、駅が近い便利さと、広さ・設備の良さのわりに、安い家賃に惹かれて借りたと話していました。
駅を出て、少し歩いて自分の部屋に着きほっと一息。
さぁ、風呂に入ろうかな、と玄関の側のバスルームに歩きかけた、その時・・。
ガチャガチャガチャ・・
「グエ、グェ。」
突然、廻りはじめたドアノブ・・・。その音にかぶせる様にかすかに聞こえる、不気味な音・・・。
ガチャガチャ・・。
「グエェ、グェ」
友人はパニックです。
契約の際、不動産屋が妙に愛想が良かった事などを思い出したそうです。
彼は意を決して、玄関へ向かって走り出し、勢いに任せて思いきりドアを開けました。
扉は石の様に重かったと。
ズズズズズー。
開いたドアの隙間から・・白い布。地面に広がった長い黒髪・・・。
隣の部屋のOLが
爆酔い&撃沈してたそうです(汗)
つぶれたカエルみたいだったと。
くだらなくて皆さん本当にすみませんでした。
怖い話投稿:ホラーテラー タマさん
作者怖話