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短編2
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T市にあるMという学校がありました。

そこにいつもいじめられていた女の子がいました。(女の子はF)そんな時、小学生とは思えないほどの美人がやって来ました。その子(仮にY)は男の子にも女の子にも好かれていました。

しかしYはFさんにだけはひどいいじめを繰り返していました。

「キモインだよバーカァ!死ねよ」と毎日言い続けました。

そんなある日、みんな帰った学校で、

「ねぇ。鬼ごっこしない?」とYは言い出しました。Yといつも居るとりまきたちも「いいね!」と賛成しました。

そして図書委員で最後まで残っていたFを捕まえて、「あんたも鬼ごっこやるよねぇ?あんたが鬼だけど。」無理やり鬼にさせ「きゃぁ!」といいながら校舎のそとまでいきました。「みんなで帰っちゃおうよ!」といいみんな帰ってしまいました。

そうとも知らずFは一人で探し続けていました。

教室をのぞくとランドセルがなくみんな帰ってしまったことに気がつきました。

Fは泣きました。どうして私ばかりこんな目にあうのかと。

ヒタヒタヒタ・・

廊下を裸足で歩くおとが聞こえてきたのです。

「オニ・・カワッテ・・アゲ・・ル」

Fの目の前に居たのは2メートル以上もある鬼でした。鬼は手を差し伸べて来ました。

Fは不思議と全く怖くありませんでした。

そして鬼の手をにぎりました。

次の日先生がホームルームのとき深刻な顔をしてみんなに話しかけました。

「みんな。昨日からFさんが行方不明になっています。だれかFさんの居る場所しりませんか?」

なんて聞いてきてYは笑いをこらえるのに必死でした。(あいつがどっかいった??バッカじゃないの???どっかでのたれ死にしてりゃいいのに)心の中でおおわらいしていました。

その事件から4年が経ちました。

「なっつかしぃー!!」

Yたちは高校1年になっていましたあの時のとりまきもいしょにM学校に来ていました。「ねぇ。また鬼ごっこしない?」

一瞬みんなシン・・としました。でも「いいよ」

とまたあの時のように返事をしました。

その時、タッタタタ・・

「!?」

Fがいたのです。

あの時の姿でYたちはFを追いかけました。すると目の前には血だらけの鬼が立って居ました。

「なによ・・。あんた誰よ!!!!」

「ミツゲタ・・」

「いやぁぁぁぁ!!!」

それからその学校では放課後、本物の鬼たちが鬼ごっこをしているといううわさができました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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