短編1
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道づれ

母から聞いた話です。

私の町にM川という橋があり、その川で起きた話です。

そこはM川の中でも水深の浅い場所で足のくるぶし程の深さ。

こちらから向こう岸まで大きめ石が並べてあり橋のようになっていた。

夏なんかは水深が浅いというコトもあり子供連れの親子などが遊んでいるような場所でした。

ある時から不思議な事件が起こります。

みんなで遊んでいると問題ないのに、一人で遊んでいたり、みんなから離れて遊んでいると、子供が石から滑って川に落ちるそうです。

落ちても水深は足のくるぶし程度。

なのに必ず起き上がれず水死してしまう。

何かあると…絶対おかしいと思い、ある実験をしたそうです。

ある子供を一人で川で遊ばせ滑って落ちた瞬間に写真を撮れるように足にカメラを付けて…。

案の定、その子供は足を滑らせて川に落ちたのですが隠れて待機していた大人に助けられ無事でした。

後日、その写真を現像すると…

川に落ちた子供の足と写真いっぱいに無数の手が写っていたそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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