短編2
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木の近くにいるのは?

お久しぶりです。

蛍の里と黄色い服の女性を投稿させていただいた沙羅です。

今回もまた投稿させてもらいます。

今回のは全然怖く無いと思いますので、

つまらなかったらすみません。

私は小さい頃の記憶を覚えていたりするので、

今でも結構覚えてます。

あれは私が三歳の頃でした。

調度、七五三をした時だったので

印象に残っていたのかもしれません。

家族や親類などを交えて外で

写真を撮ると言う事になったので、

皆で外で準備が出来るまで待っていました。(カメラが見つからなくて家の中とかを探してたらしいです)

幼かった私には

着物なんて物が特別な日に着る。

なんて考えずに庭の方に行こうとして歩いていました。

余りにもつまらなかったので、

泥遊びでもしようとしたか、

雀とかを見に行こうとしていたその時でした。

家の玄関の前には、

一本だけ夏椿があるのですが、

誰かが椿の木の前にいるのです。

その人は、ニッコリと私に笑いかけています。

私は、その人に近寄ってみました。

すると…

見たことのある顔でした。

その人は、私の祖父でした。

私は、祖父だとわかると

「じいちゃん、じいちゃん」

そう言い笑いながら、

どんどん近寄って行きました。

そんな時、母に呼ばれそっちを見ました。

「もうすぐ写真撮るからおいで」

そう言われたので

もう一度祖父の方を見ましが、もうそこには誰もいません。

「あれ…?」

キョトンとする私に母が

母「どうしたの?」

私「じいちゃん…いなくなっちゃった。」

母「じいちゃん…?」

私「うん。どこいっちゃったんだろう?」

そう私が言うと

母は目を見開きました。

それも当然。

祖父は私が2歳になる前に亡くなっているからです。

私もお葬式には参列していました。

もう亡くなっているのに、

私は祖父を見てニッコリと笑っていました。

もう…この世の人では無い事に気付かずに…。

私の行動を見ていた祖母は

「きっと○○ちゃんの七五三をじいちゃんが見に来てくれたんだよ」

と言っていました。

きっと、今でも祖父は

私を見守っていてくれているんだと

私は思っています。

乱文長々と失礼しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 沙羅さん  

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