私にはいわゆる霊感はありません。
でも、一度だけ怖いというか不思議な体験をしたことがあります。
中学生の時、晩の9時くらいに塾からの帰り道を友人たちと別れ、一人で自転車を漕いでいました。
国道沿いの並木のある歩道です。
するといきなり、タイヤ前輪にぐにゃりとした感触がして、コケはしなかったけど、びっくりして何だろうと思いみてみると、カラフルなボロ切れを十二単みたいに着た人間くらいの大きさの牛が何かもごもご言いながら、下の田んぼに逃げて、そのままどこかへいってしまいました。
暗かったけど、電灯で姿ははっきり見え、詳しくは聞き取れなかったけど明らかに人の言葉でした。
ボサボサの髪の毛も生えていました。
私はビビりまくって自転車に乗れる気がしなくて、暫くの間自転車を押して歩いて帰りました。
あれ何だったんだ?国道を走ってた車からは何もみなかったのか?とかかんがえながら。
怖かったけど、なんとなく、幽霊みたってというのとかと違ってあまりに意味不明すぎて頭おかしいのかと思われるのも嫌で誰にも話せませんでした。
それでここに書いてみました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話