俺が見た怖い夢を一つ、あんまり怖くないって思うかも知れないけど聞いてくれ。
まず、夢の場所は題名通り古い洋館、
ホラー映画とかで見る洋館そのもの。
そして夢の主人公はなんでか吸血鬼の女の子(仮に少女)
その時点で当の俺は怖かったんだが。
夢の内容はというと、その女の子が洋館の中のデカい部屋に入ると少女の母親が死んでいるんだが、その部屋にはもう一つドアがあってドアの向こうから父親の声が聞こえていたんだ。
(娘、此処に居るのか?)
みたいな感じの。少女は父親にこの現場を見られたら自分が母親を殺したと思われる!?と考え、今来たドアから逃げる事にした。ドアから部屋の外に出て逃げようとした時、部屋の中の父親の怒りにも似た叫び声が聞こえてきた。
その声に益々怖くなった少女が暗い廊下を闇雲に走って暫くすると、少女の後ろから何かの物音が後を追いかけて来るように近ずいて来た。とうとう少女の後ろまで来た少女は俺の意思とは関係なく、後ろの物音の正体を見ようとする。
後ろに振り向いて姿が見える!と思った瞬間いきなり、iPhoneのホームを押している手が出てきてホーム画面に戻された。戻されたと言っても夢の中だしなんでいきなりiPhone?でも、まぁ後ろ見たくなかったし良かったかななどと思っていると、また突然少女の目線に戻っていた。
さっきのはなんだったのかとは思ったが後ろが気になったのでまた振り向いてみたがなんともない。良かったと思いながら視線を元にもどすと目の前で母親が死んでいた。びっくりした少女が辺りを見渡すとここは最初の部屋の中。いつのまに⁉︎と少女が困惑しているともう一つのドアの向こうからさっきと全く同じ父親の声がした つづく
作者吉田敦