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短編2
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友よ・・・

小学校3年生の時、友達が死んだ。

最後に遊んでいたのは、私。

その友達と、自転車で地元の公園に行った。

公園では、他の友達達が先に、銀球鉄砲や

けいどろなんかして遊んでいた。

※今のように携帯ゲームなどが無かった頃の話です。

公園の近くの駄菓子屋さんで、銀球鉄砲などを買い

みんなで遊んでいた。

夕方近く、皆で家に帰る。

私と友達も、帰る。

友達の家の前で、『また、明日、学校でな!!』と言って手を振って

私は家に帰にかえりました。

※その1時間後に彼が亡くなるなんて思わずに・・・・

家について、暫くすると、その友達が家に来たのです。

ピンポーン!

その音は、親には聞こえなかったのか。私が玄関をでました。

すると、その友達が『悪い、明日学校行けないかも・・・』と

顔は笑顔なのですが、どこか寂しげに言っていたのを覚えています。

また、『どんなに遠くにいても、友達だからね。』、『また、あえるから・・・』

と言うと、『じゃ、帰るね』と言って、帰っていた。

その後ろ姿を見送り、なんだろなぁ~?と思っていました。

ちょうど、その頃、彼が亡くなっていました。

次の日、朝から、学校が慌しかった。。。

臨時の朝礼があるとの事で、体育館に向かう。

校長先生から、彼が死んだことを聞いた時、何のことだかわからなかった。

校長先生の話では、彼は、家の手伝いをしていたらしく。

お風呂場の窓を開けようとして、バスタブの端に足を置いた所、濡れていたらしく

足がすべり、頭を打ち、さらにお風呂の中で、おぼれてしまったとのことでした。

発見し、急いで病院に連れて行ったが、その時には、もう手遅れであったこと。

私は、泣きました。

そして、お通夜・告別式とクラスの代表として、出席させて頂きました。

あれから、二十数年が経ちます。

あの時、彼が最後のお別れを言いに着てくれた事は今でも忘れません。

すみません、怖い話ではありませんが、私の体験した話でした。

怖い話投稿:ホラーテラー ゆきさん  

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