小学校3年生の時、友達が死んだ。
最後に遊んでいたのは、私。
その友達と、自転車で地元の公園に行った。
公園では、他の友達達が先に、銀球鉄砲や
けいどろなんかして遊んでいた。
※今のように携帯ゲームなどが無かった頃の話です。
公園の近くの駄菓子屋さんで、銀球鉄砲などを買い
みんなで遊んでいた。
夕方近く、皆で家に帰る。
私と友達も、帰る。
友達の家の前で、『また、明日、学校でな!!』と言って手を振って
私は家に帰にかえりました。
※その1時間後に彼が亡くなるなんて思わずに・・・・
家について、暫くすると、その友達が家に来たのです。
ピンポーン!
その音は、親には聞こえなかったのか。私が玄関をでました。
すると、その友達が『悪い、明日学校行けないかも・・・』と
顔は笑顔なのですが、どこか寂しげに言っていたのを覚えています。
また、『どんなに遠くにいても、友達だからね。』、『また、あえるから・・・』
と言うと、『じゃ、帰るね』と言って、帰っていた。
その後ろ姿を見送り、なんだろなぁ~?と思っていました。
ちょうど、その頃、彼が亡くなっていました。
次の日、朝から、学校が慌しかった。。。
臨時の朝礼があるとの事で、体育館に向かう。
校長先生から、彼が死んだことを聞いた時、何のことだかわからなかった。
校長先生の話では、彼は、家の手伝いをしていたらしく。
お風呂場の窓を開けようとして、バスタブの端に足を置いた所、濡れていたらしく
足がすべり、頭を打ち、さらにお風呂の中で、おぼれてしまったとのことでした。
発見し、急いで病院に連れて行ったが、その時には、もう手遅れであったこと。
私は、泣きました。
そして、お通夜・告別式とクラスの代表として、出席させて頂きました。
あれから、二十数年が経ちます。
あの時、彼が最後のお別れを言いに着てくれた事は今でも忘れません。
すみません、怖い話ではありませんが、私の体験した話でした。
怖い話投稿:ホラーテラー ゆきさん
作者怖話