僕は勇気を出して声を掛けた。
僕「こんにちは!ちょっと話しません?」
女「………」
答えてくれない…。
只のナンパとしか思ってないのかな?
そんな軽い気持ちで
声かけたつもりないけど…
僕「あの…」
女「…何です?」
答えてくれた!
話、繋げなきゃ!
何か会話、会話〜…
あっ…!
僕「あの…いつからそこに居るんですか?」
女「さぁ…解らないわ…」
僕「どうして自殺なんか…?」
女「…そんな事…忘れたわ……。」
僕「そうですか…。」
…何か立ち入っちゃいけない話しちゃったかな…。
話題変えなきゃ…。
僕「あの、苦しくないですか?」
女「そういう貴方は?」
僕「う〜ん、僕はあんまり…それより体にわいたウジが痒くて痒くて…」
女「それ痒いのよね…なぜかしらね?私はもうじき首が取れそうだわ。」
僕「うわぁ、マジですか?嫌ですねぇ…」
意識っぽいモノが目覚めて、隣に女が居るのに気が付いた。
いつから居たのか分からないけど、女は大分前から居たようだ。
人なんか滅多に来ない様なこの樹海…。
僕達は知り合った。
僕「僕達いつまでこの状態なんですかね…」
女「……」
黙っちゃった…?
またマズイ事言ったかな?
女「あなた……」
僕「え?」
女「誰かに下ろして貰おうなんて考えても無駄よ」
僕「あ、はぁ…」
何か怒らせちゃった…。
明日は何を話そう…?
てゆか、何で僕自殺なんかしちゃったんだろ…
怖い話投稿:ホラーテラー 魚の骨さん
作者怖話