短編2
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三人の男

ある日、天国に3人の男がやって来た。

神様は「お前達はどうして天国に来たのだ。」と三人に質問した。

一人は憤った声で言う。

「うちの妻が浮気をしていたんだ。家に帰ると男の靴があったんだよ。顔はよく見えなかったけど探してたら、あの野郎、ベランダの隅っこに隠れてたもんだから、ついキレちゃって冷蔵庫を持ち上げて振り下ろしてやったら、バランスを崩して落下、あの世行きさ。」

もう一人は戸惑った声で言う。「私は修理屋を営んでまして、今日もある家のベランダを修理していたら、いきなり男が冷蔵庫をもって襲いかかってきたんですよ。驚いて後ろに飛び退いたらベランダから落ちたんです。」

 

言い終わると、一番始めに言った男が「嘘付け!この野郎が、てめえがうちの妻とやってたんだろが!」と言ってきました。

「あっ!あなたは私を殺した男・・・神様!こいつは地獄に堕ちるべきです!!」と修理屋は声を荒げる。

「んだとぉ!あれは事故だ!てめぇが勝手におちたんだろが!そもそもこいつが浮気なんてしなけりゃこんなことにはならなかったんだよ!こいつこそ地獄に堕ちろ!」

2人の罵り合いに閉口にた神様は言った「この男2人は地獄行きだ!!」

2人が地獄に行き神様は仕切り直した。「さて、お前はどうしてここにきたのだ?」と最後の男にいいました。

男は「わかりません。」と答えた。

男は続ける。「愛人に『冷蔵庫』に隠れてといわれて、身を隠してたらこんなところに・・・。」

怖い話投稿:ホラーテラー たろうXさん  

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