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短編2
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拾った写真。

これは、もう20年位前になるのですが。

実際あった本当の話です。

オチもないし大して怖い話ではないのでここに投稿するか迷ったのですが。それでもよろしければどうぞ。

ある日、高校の部室に行くと友人が神妙な顔をしてなにやら持っていました。

「これ・・・」

友人が差し出したものは1枚の写真でした。見ると、どこにでもありそうな墓石が写っていました。

なんとなく裏側を見ると赤いマジックで

「このお墓の名前を決して覚えないでください。」

とかかれていました。

「お前、呪われたぁ」

友人たちが一斉に笑う。

よく写真を見ると下に小さく

「最後にこの写真を見たのはあなたです」

とかかれていました。

墓石の名前はあえて伏せますがどこにでもいるような平凡な名前です。

不幸の手紙みたいな何かかと思いいましたが、気分は最悪です。

聞くと、通学中の道に落ちていたのを拾ったらしく、半分ネタとして持ってきたらしいのです。

その後あーだこーだ言ってると先輩が来て写真を取り上げると

「くだらねぇ」

と言って破り捨てました。

気になって先輩に

「名前見ました?」

と聞くと

「○○だろ!」

最後が自分じゃなくなったとほっとしたのを今でも覚えています。

その後先輩が呪われるんじゃないかと一時話題にはなりましたが、特に何も起こりませんでした。

最近、その先輩と偶然、ばったり会いまして。ふと思い出して聞いてみたんです。

俺「お墓の写真のこと覚えてますか?」

先輩「あぁなんかそんなのあったなぁ」

俺「ちなみに名前は?」

先輩「なんだっけ?もう忘れちまったよ。」

先輩がそんな性格だったのが幸いしたのか?実害なしです(多分)。

同じよう写真見たことある人いませんか?

最後に伏せてあった名前を書きますので見たくない人はブラウザバックでもしてください。

この後クリックすると名前が出ます。

「山本」

Concrete
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