幼い時から、妙な感覚があるんです。
それは深夜耳鳴りとともに頭の中で、イメージとして沸いてくるんです。
そのイメージはサラサラの砂がゆっくり揺れているんです。おだやかに。
それが爆音とともに、うねり大波のように砂が揺れるのです。
そんな日は仏壇の水を入れる、ふたのついた湯飲みが音をだすんです。
カタ、カタ、
お母さんに聞いたら、先祖がお水を飲んでると言うのです。
その夜も耳鳴りとともにイメージが頭の中に。。
するとカタ、カタ、カタ、
仏壇から音が、いつもより激しく。 恐くなり布団にもぐります。私の家は家族四人一部屋にならんで布団をひき、寝てるんですが。
台所から気配が。
布団からのぞくと、黒い服を着た男が立っています。
その男は父母姉の顔を見て一言。。
(しめしめ。。)
そして仏壇の部屋に消えていきました。
次の日、母に言うと姉も同じ男を昨日の深夜に見ていたのです。
それから一週間もたたないうちに、父が事故で死にました。。
ホントの話です。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話