5年程前に死んだおじいさんの部屋をふと見てみたら、青白いちっさいオッサンの顔が一瞬だけ見えた。
思わず二度見したけど、二度見したときには青白いちっさいオッサンの顔は消えとったで。
なんだや…ってちょっとビビったたけど、その時手作りケーキ作ってた最中だったからとりあえず台所に戻った。
俺の作ったケーキはまぁおいしかった。
その日の夜から、俺が寝てる時、俺の部屋をタタタタタッ! と何かが走る音がするだよ。
俺の部屋は死んだおじいさんの部屋の横だし、ついでに仏壇もあってとても凄い雰囲気ルームだからメッチャ怖かった。
布団から顔出せんかったで。
それが毎夜起こるもんだから最悪だった。
俺の部屋中を走り回ったり、襖を叩いたり…。
いっそのコト「座敷わらしかも!?」とでも思って布団から顔出してみようとも思ったけど無理だった。
家族に相談しても
「おじいさんかもね〜?」とかニコヤカに言ってちゃんと話を聞いてくれない。
おじいさんにしちゃ、やることが激しいぞ…。生前は雑食系平和主義のおじいさんだったのに…。
おじいさんだとしたら目的が分からない。かまって欲しいのかな?
まぁ今も続いてるけど、さすがに慣れた。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話