「私の名前呼んだ?」 僕はそこで気を失った。
気がつくとベッドの上だった。
コンコン、ドアをノックする音がした。
母さんが入ってきた。
「(僕の名前)大丈夫?部屋入ったら倒れてたからびっくりしたじゃない」 僕は母さんに昨日あったことをすべて話した。
「女の人なんか帰ってきた時いなかったわよ〜、きっと見間違いよ、今日は学校休んでゆっくりしときなさい」 正直今日は家にいたくなかったが姉が夜勤から帰ってくるので休んだ。
ガチャッ 姉が帰ってきた。
姉がいるから今日は安心だな〜と昨日の疲れもあってすぐに寝た。
起きると3時を回っていた。
完全に昨日のことは忘れていた。
テレビを見てヒマを潰していると、ガチャッ、誰かが帰ってきた。
「あれ?母さんもう帰ってきたのかな?」 玄関を覗くと誰もいなかった。
途端に昨日の出来事を思い出した。
リビングに戻った時、 ソファーに昨日の血まみれの女が座っていた。
「うわあぁぁぁぁぁ」 叫ぶと女はこっちを向き「ただいま」 逃げようと思い玄関までいったがドアが開かなかった。
するとうしろから女が追いかけてきた。
「ねえ、一緒に逝こうよ」 「誰がおまえなんかといくか!」 今度こそ死ぬと思ったが目をあけると女は消えていた。
その日から女は現れなくなった。
その後僕は引っ越しをしたので今はどうなっているかわかりませんが、あとから聞いた話だと、昔あの家が建つ前に住んでいた家族が、自殺していたそうです。
長くなってしまいましたが読んでいただきありがとうございました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話