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短編2
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トイレの明かり

恐い話ではありませんが、気持ちの悪かった実話。

うちの家は田舎で、敷地が広いのだが、トイレと風呂場が外にある。

そんなある日、私は飲み会で帰りが遅くなり、皆が寝静まっているころに帰宅した。私は尿意をもよおしていたので家から少し離れたトイレにふと向いた。

明かりがついている。

すりガラスから人影が見えているので、誰か入ってるなと思い、ドア前で声をかけたところ応答がない。

結構長い間入っていたので、私はしびれをきらして早く代わってと怒鳴っていた。

すると中の人影が頭を振るような変な動作をしはじめた。段々気持ち悪くなり始めたその時、ドアが開いた。

出てきたのは…

風呂あがりっぽい格好のハゲ散らかした見知らぬおっさんだった。

この状況に理解できない私はおっさんと一時睨みあい、固まってしまった。すると突然おっさんが「うぉぉぉっ!!」と両手を振り上げ威嚇してきたため、

私は「ぎゃあぁぁっ!!?」と猛スピードで家の中に逃げこんだ。

そして親をたたき起こし、人の敷地内のトイレに変なおっさんがいた旨を説明し、もう一度父親と武器を片手に外に出たが、その時には既におっさんは姿を消していた。

あるのはおっさんが便器に残した見事なブツだけだった…。

[余談]

翌日に気付いたことだが、なんとそのおっさんはあつかましくも、風呂にも入っていたような痕跡を残していた。

あの時ほかほかな感じがしていたのはこういう事なのかと理解した。

トイレと風呂場に外からかけられる鍵をつけたのはいうまでもない。

怖い話投稿:ホラーテラー バニラッテさん  

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