これは実体験です。昔の話だし、今は引っ越したので投稿します。
俺がまだ小学生4年生くらいかな?のときの話です。
俺が住んでいるアパートにはひとつ歳が上のYちゃんとひとつ下のS君が住んでおり、学校終わりにアパートの周りでよく三人で遊んでいた。
Yちゃんはいわゆる霊感持ちで、学校の遠足で急に泣き出して「子供が子供が・・・」とか言っていたりしたなぁ。。
俺は「どうせ演技だろ・・」とか思っていたっけ。
そんなYちゃんと遊んでいたある日のこと、
たしかおままごとをしてたっけな、Yちゃんがやりたいって言ったから仕方なくやった記憶がある。
そんなこんなでおままごとをしてたんだけど、急にふっとYちゃんの動きが止まり、視線が俺の上を向いてるんだよ
んで俺も振り返ってみたけどそりゃ何もないし誰もいないわけ
するとYちゃんが
「俺君のうしろに、、、おかっぱの女の子がいる」
って言うわけ
俺は「また始まったよ」って思いながら、ふざけ半分に「えほんと?かわいいの?」とかおちゃらけてみた
しかし、そんなことは聞いてない様なYちゃんは急に走って「怖い怖い」って家に逃げるように帰っていったんだよ
俺もちょっとゾッとして、その日は家に帰った。
その日からかな、家の中で怪奇現象が起こり始めたのは
隣の部屋にある鈴が「カランカラン」なって、風にでも揺られたか?と行ってみると窓はしまっていたり
やたらラップ現象が起きたりしてたな
親もおかしいと思い始めて、玄関に塩の山をつくってたりした。
そんな日々が続いたある日のこと
俺はS君と泥団子を作っていた、ちょうどテレビでピカピカの泥団子特集をやってて触発されたからだと思う
泥団子をきれいに作るためには綺麗な砂が必要だから、俺とS君は綺麗な砂があるところを探してたんだ
ちょうどアパート裏、1階のベランダの下に隙間があり、そこの砂が綺麗ということでそこで泥団子を作り始めた。
熱中してたから、外が真っ暗になっても気づかないくらいだった
ふと顔を上げて、向こうのほうを見ると、
顔は暗くて見えないがおかっぱであろう女の子がこっちに向けて手を振っていた。
俺は「Yちゃんだ!」と言い、走って向かっていった、、、
次第に近づくにつれて顔が見えていくんだが、なんかYちゃんではない、、見覚えのない顔が笑ってこっちに手を振っている。
さすがにおかしいと思った俺は、Yちゃんが言っていた「女の子の幽霊」を急に思い出し、間反対に走り必死に逃げるように家に帰った。S君、何も言わずに帰ってごめんな・・・
翌日、Yちゃんに昨日の話をしたらやっぱりあの女の子はYちゃんではなかったらしい。
そんで翌週だけど、俺は学校で腰の骨を折った、疲労骨折だって。
そんな腰を酷使したわけでもないし、こりゃあの女の子の仕業としか思えなくなってね
親に言ったら、寺まで連れて行ってくれて、お払いされた。
ついでに一軒家も検討してたそうで、すぐ引っ越すことになった。
最近あそこのアパートの近くが昔、墓地として使われていた事を聞いて、投稿した。
適当に書き殴ったし、推敲とかしてないから読みづらかったかもしれないね、ごめん。
あのとき、おかっぱの女の子の元へ行っていたらどうなっていたかと考えるだけでもぞっとするよ。
作者むらさこ