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実話・心霊怪談話「非通知 …出ては…いけない…」
これは私が今年の5月に実際に体験した怪談話です
5月の半ば辺りなんですが、夜、家に帰宅し携帯を見ると非通知の着信が2件届いていました
非通知ですからね? こっちからかけ直せない訳だ…
誰なんだろ?と思いながらその日は終わりました。
それから3日後、、出先にいると着信音が鳴り携帯を開くとまたあの「非通知」
よし!出てやろう!と思い通話ボタンを押すと、、いきなり低音の暗そうな男性の声で「早く…来いよ…」
ツー…ツー…ツー…
切れちゃったんですよ!
変だなぁ…しかもなんか気味悪いなぁと思い電話を閉じました
また2日後、今度は朝方、家にいると着信音が鳴り携帯を開くとまた非通知
出るとまた低音の暗そうな男性の声で…
「早く…来いよ…」
ツー…ツー…ツー…
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また切れちゃったんです
オイ…よせよ…なんだよ気持ち悪ぃなこの男‼と思いながら電話を切りました
そして翌日の夜21時頃、家にいると着信音が鳴り携帯を開くとまたあの「非通知」
さすがに3度目ですからね!頭にきたんでイライラしながら
「オイ…‼誰だかしんねーけどな‼いい加減にしろよ‼こっちは迷惑なんだよ‼再三電話してきやがって‼」と言うと
いつものあの低音の暗そうな男性の声で
「早く…来いよ……俺、一人で寂しいんだよ…また、電話するからさ…」
ツー…ツー…ツー…
music:4
shake
「なんだこいつ!独り暮らしかなんかしてて寂しいから誰それ構わず電話してきたんだな!
低音でいて且つ暗そうに話すからインパクトありすぎてゾクッ‼としたわ‼…また電話するって言ってたな」と思い就寝しました。
翌日の朝、目を覚ますと外は雨でした
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うわぁ!やだな!雨だよ(>_<)と思いながらその日は休日の日だったので、今日は家でDVDでも見よう!と思っていると着信音が鳴り携帯を開
くとまたあの「非通知」
出るといつもの低音の暗そうな声で男性が「どこ、、いるんだよ…早く…来いよ…」
周りは雨の音がしていたので「こいつ今、外にいるんだな!」と思い
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「今どこいんだよ!俺でいいなら話し相手なるからさ!」と言うと、
突然…
「カンカンカンカンカンカンカンカン…♪」
って音と電車が通り過ぎる音がしてきたので、踏切にいるんだなと思い、家を出て電話しながらその男性に居場所を聞き辿り着いたのは歩いて40分圏内にある踏切の近く
「どこいるんだよ!」と聞くと
「もうちょっと先に行ったとこだよ…」
歩いて向かっていると
「早く…早く来いよ…走って…」
と言われ仕方なく走って向かった
走って向かっていると、突然いきなり「ドン‼‼」
踏切で転んでしまい、凄い勢いで転んでしまった衝撃でしばらく動けなかった
すると「カンカンカンカンカンカンカンカン…♪」
踏切の遮断機が降りてきて左側からライトを照しながら電車がやってきたのでマズい‼と思いなんとか踏切から離れた直後、電車が通過して行った…
まだ転んだ衝撃が強く若干前傾姿勢のまま電話に出ようとすると電話口でなにか言ってる
なに言ってるんだこいつと思い、よく聞いてみると
「死ねばよかったんだ…死ねばよかったんだ…」と連呼していたので
「ふざけるな‼なに言ってるんだお前は‼てか今、どこいるんだよ‼」と怒鳴り付けると
また低音の暗そうな声で「…目の前にいるだろ…」と言われ、なんなんだよと思い前傾姿勢のまま、目の前を見るとその光景に唖然とし硬直してしまいました…
その時、目に映ってきた光景…
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渡った先の踏切に花束と、お備えものがしてありました
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亡くなった方からの電話だったんですね
いや、怖いです…
非通知電話は絶対出てはいけないことを学びました
みなさんも非通知電話は絶対出ないでください‼
非通知…向かうから電話がかかってきてもこちらからはかけ直せない
それは時より、霊界からの誘いの電話なのかもしれません…御用心を…
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作者稲川順二