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短編2
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猫じゃない・・・

私が小学校5年生の夏休みの時の話です。

窓を開けて寝ると涼しいので窓を開けて寝ていました。

カーテンも開けておくと風が気持ちいので、カーテンも開けて寝ていました。

夜中、目が覚めて部屋の真ん中を見たら何か黒いかたまりみたいなものがありました。

カーテンが開いていたので、月明かりで部屋が少し明るかったのでいるのが見えたのです。

私の家は猫を飼っていたので、「あぁ、猫が部屋に入ってきちゃったんだな。」と

思っていました。

猫は小さな毛布が好きなのでその毛布を猫に掛けてあげました。

そして、猫を撫でようと思って頭に手をのせました。

ん?

なんかおかしいのです。

猫にしては硬いのです。

硬くて真っ黒なのです。

おかしいと思い、よく見てみました。

すると、

人の頭だったのです。

髪の長い男の人の頭がそこにあったのです。

びっくりして布団に潜り込みました。

夏でしたが、布団を頭からかぶってしばらく震えていました。

そしていつのまにか寝てしまったみたいで、気づいたら朝になっていました。

夜中起きたことは夢だったのかなと少し思い、起き上がって頭のあった場所を見てみました。

夜中に掛けた小さな毛布がそこにあったのです。

これで夢ではなくて本当に頭があったことがわかりました。

それに考えてみると猫が入ってくるわけがないのです。

だって、部屋のドアは閉まっていたのですから。

一応、両親にもドアが開いていなかったか聞いてみましたがやはり寝る時閉まっていたし、朝も閉まっていたそうです。

私は夜中、男の人の頭を撫でていたんですね。気持ち悪い・・・。

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