ガキの頃だったので多少微妙だが
祖父から聞いた話しだ
家の祖父は面白い人で
よく自分が昔やった悪い事などを話してくれた
その中のことだが
生まれた時から霊感が強いらしく
いろいろ言うのは面倒なので簡単に言うと見える人
らしく見たくない物も見えるらしい
その頃は他にない力を持っていて
いろいろと言いふらして回って
満足していたがその日の夜(12時)頃
いつもの通り夜遊びしてから帰って来る途中
もう夜中の田んぼが並ぶ所で何処からか
ボヤけた光がゆらやらとコチラへ近ずいてくる
それが祖父はあまり怖くないのか
ドンドンと祭りの太鼓の音やら笛の音
祖父はボヤけた視界でその集団にこう問いかけた
「こんなに綺麗な月よに何処に行くんだ?」
その集団はこいういった
「お・ま・つ・り・」
つぎの瞬間金縛りにあった
集団が通り過ぎると
祖父は月の綺麗な夜の空に言った
「祭りか・・地獄の祭りは百鬼夜行か色気がねーな~」
そう言って豪快に笑った
静かな夜の中1人の男と百の鬼の声は
夜空に大きく響いた
作者死神-2
これは家の祖父の昔し話です
夢か幻か現実か少なくともくだらない嘘はつかない人なので。
自分場合は怖くなって逃げます(笑)