三年前の夏のことです。
私は多忙な日々を送っていました。
真夏の暑さと睡眠不足で心身ともに疲れてました。
そんなある日、
家に帰り洗面所で手を洗い、
ふと顔を上げて鏡を見ると、
自分の背後に黒い人影がいました。
しかし、まばたきをしたら、いませんでした。
見間違えだと思い、その日は寝ました。
でも、翌日から人の気配をずっと感じていました。なんも見えないのですが、絶対なにかがいる、そんな気がするのです。
疲れているせいだ。そう思って日々を過ごしていました。
疲れもピークに達した頃、
なにかの気配を感じていたこともあり、戸締りをしっかりし、寝室のドアもしっかり閉めて、電気も消して寝ました。
深夜に目が覚めました。
あー、起きちゃった、明日も早いから早く寝よう
と思った、
その瞬間、金縛りにあいました。
疲れていると金縛りに合うって本当だったんだ
と感じていると、
ガチャ、
と寝室のドアが開きました。
えっ、
と思っていると、
黒い影が寝室に入ってきて、ベットの横に立ちました。
そして、ゆっくりと私に手を伸ばしてきて、
私に触れようとした時、
体がビクンと跳ね上がり、私は跳び起きました。
寝汗で体がベッタベッタでした。
朝日が射し込む窓を見て
あー、夢か怖かったなぁ。
と思って、周りを見ると、
寝室のドアが開いてました。
作者アンバサ最強
読んでいただきありがとうございます。
今でも私が何を体験したのか、よくわからないです。