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セル画化された小人両親達の行列

短編2
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セル画化された小人両親達の行列

俺がまだ3歳の頃に体験した不思議な出来事。

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今思い返せばあの出来事は現実ではなく、俺が毎日繰り返し見てた夢だったのかもしれない。

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この先は、かなり無茶苦茶な内容になると思う。

それでも知りたいという人だけ、お読みいただきたい。

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当時母親の寝室で寝ていた俺だが、毎夜12時になると必ず目を覚ましてしまう。

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しかしそれには訳があった。

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12時になった時、突如部屋のエアコンが『それでは、○○さんのご入場でございます!!』と告げてくるんだよ。そしてその直後に激しい耳鳴りが起こり、中森明菜の ”飾りじゃないのよ涙は” が部屋中に響き渡る。

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すると天井から梯子が吊るされて、セル画化された小人両親達が降りてくる。

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そして横で寝てる母親の胸元に着地した後、列を成して何周も歩き回る。

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毎日この繰り返しだった。

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しかし当時の俺は、特に怖いとか不気味といった感情は抱いておらず、ある日その小人両親達に話し掛けてみたんだよ。

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するとそいつら何て言ったと思う?

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『2098年 2098年 日本のバイオテクノロジー技術が急速に発達!!』的な事を繰り返し言って来た….(曖昧な記憶なので間違ってるかも)

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今となっては色々と考察が出来る発言ではあるけど、当時の俺は『何言ってんのこの人たち』ぐらいにしか思ってなかったと思う(笑)

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そして、これまた不思議なことにその日以来そいつらが現れることはなくなった。

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一体何者だったのだろうか?

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こればっかりは、今でも謎に包まれている。

この話を最後まで読んでくれた人は、コメントで是非とも意見を聞かせて欲しい。

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