底には、天井から首を吊った全身血だらけで、激しく痙攣した、遺体があった...
思いがけない事実に、混乱と、放心状態の中、その日は、仕事が入っていましたのでそそくさに、オーナー様と引き上げ、仕事場に戻りました。
いつも、事務所で使用している、デスクを整理をしている際、再び、あの例のマンションを頭をよぎる。
でもなかなか芯の強い私は、そんなくだらないことにくっしるものか。
かかってこい!
今度こそ確かめてやる。
弱い自分が嫌いだった...
いや、今思えば“恐怖”を認識したくなかっただけなのかもしれない...
残業も終り、仕事場を出た頃には、もうAM.2時を回っていた...
車を走らせ、
再び、あの例のマンションへ付近へと差し掛かる...
俺は、一旦、車をバック左車線へ移行し、駐車した。
マンションを背にして、首だけで例のマンションの一室に目をやる...
いる
誰か、いる
部屋の灯りと激しく踊る人の影...
あの時と同じだ...
芯の強い私は、一歩も底から離れず戦闘姿勢で、
「確かめたい」
という
気持ちで一杯だった。
絶対に確かめてみせる
と、
迷わず、窓に手をやる
思い切って、窓を一気に開けた
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話