短編2
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キャバクラ

僕がキャバクラで働き出して二年目の話しなんですけど聞いて下さい。

その日外は雨が降っていて出勤が少し遅れてました。

急いで店に入り前日の残ったグラスを洗ってました。

すると突然電気が切れて真っ暗になり急いでブレイカーを見たけどどうやら停電でした。

うちの店は出るって有名でシャレにならないくらい怖く思わず店長に電話したんですが、急いで行くから店の中で待ってろと掃除の続きをやっとくように言われてまたグラスを洗い初めました。

一息つこうとタバコを吸ってると誰か入って来た、とそんな感じがしたんでホールを覗くと誰かが立っていたのですが真っ暗で全く見えずライターで照らしたら店長でした。

お早うございますと言ってタバコを消しに洗い場に戻った時でした。

携帯が鳴り出るとオーナーからでした。

内容は今病院に向かっているから店を頼むと言われ分かりましたと言い今現在の状況を報告したんですが突然オーナーは僕に怒鳴り今すぐ表に出ろと言うのです。

何故かと聞いた時は心臓が止まる思いでした、と言うのも病院に向かっている理由とは今一緒にいるはずの店長が実は数十分前に車に引かれてそれで向かっているからだと言うのですオーナーは僕を心配して逃げろと言ったのでした。

流石に最初はからかわれてると思ったりもしたのですが余りに真剣だったので段々怖くなり思わずホールを覗くと入り口にいた店長は居無くなって居ました。

僕は急いでタクシーに乗り病院に向かいました。

病院に着くと店長の家族とオーナーが居ました。

そしてそれまでの店での出来事を話すと家族の方は泣きだしました。

そして問題の事故の事ですが店長は亡くなってました。

原因は加害者が走行中雨で視界が悪くそこに店長は飛び出してきたそうで頭が割れて脳ミソはアスファルトに飛び散っていたそうです。

その後僕は店を辞めました、オーナーも引き払ったそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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