短編2
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迷った先で

引っ越した先輩の家に遊びに行った時実際に起きた話しです。

その日は久しぶりに車で先輩の家に行きました。

夜一時頃まで喋べり明日もお互い仕事と言う事でそろそろ帰る事にして、先輩の家を後にしました。

帰り、行きしとは違う道を選び峠を通ることにしたのですが峠に入るにはふもとの民家を抜ける必要があり似たような道が多く気が付くと同じ道をぐるぐるさ迷っていたのです。

いい加減イライラして無茶苦茶走ってると初めて通る道に出ました。

ヤッタと思い、下り道だったのですが一度町に出れるならそれでいいかなって考えながら真っ直ぐ進んで行くといつの間にか民家を過ぎて寂しい雰囲気になって来たんです。

雰囲気の悪さに何か嫌だなぁと感じましたがでもその時は霊とか全く意識してなかったです。

その先をいくとそこは森で目の前に立ち入り禁止の表札が立っていました。

嘘~と思いながらも早く帰りたかった一心でそのまま入ってしまったんです。

行き止まりだったら引き返せばいいと思い進む事しばらく、その先に何か大きな看板を発見し車を止めて文字を読もうとしたその時、何かの気配を感じたんです。

急にエンジンが止まり私は恐怖で固まりました。

何故かと言うとライトに反射する無数の目が私を睨んでいたんです。

看板には動物霊園と書かれていました。

とっさに車の鍵を回すとエンジンは普通にかかりそしてバックで急いで逃げました。

私は逃げながらあれは動物達の霊だと思いながらもう一つ、あそこには間違いなく人間も埋まってると思ったんです。

だって逃げてる途中

隣に乗ってたんですから。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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