ボクの家には知らない人がくる
ボクがリビングでおかあさんを待っていると、家に長い髪の女が入ってきた
これで知らない人が入ってきたのは何度目だろう
知らない人は定期的にボクの家に住み着く
ボクはその人とたちと仲良くなろうとして、足にしがみついたりして、スキンシップをとったり
お風呂の時に髪を洗うのを手伝ったりした
ボクは仲良くなりたかった
今、女は紙に何かを書いている
今日もボクはふざけて女を驚かそうと、背後に近づいた
すると女はいきなり立ち上がって、窓から飛び降りた
いつもみんな居なくなってしまう
おかあさんも知らない人も
「トリツカレタ、タエラレナイ」
これで知らない人がいなくなったのは何度目だろう
次こそ仲良くなってみせるよ
怖い話投稿:ホラーテラー くまさん
作者怖話