これは あるスレッドの書き込みからコピーした 都市伝説(らしい)です。
めっちゃ怖かったので もしかしたら有名な話かもしれません。
ザー ザー ザー
この日は雨が強かった。
俺と彼女は 有名な心霊スポットに足を踏み入れた。
そこは 古びたトンネル。
車が通れる程の幅じゃなかったので、
歩いていくことに。
車から降り、傘を差しながら トンネルの中に足を踏み入れる。
怖がる様子も無く 俺よりも先に歩く彼女。
俺は少々怖がっていたが、彼女の前で弱気は見せられない。
トンネルは 長細く。
向こうの出口が米粒のように見えた。
外は 相変わらず雨が強い・・・
結局 気味の悪さ以外には
特に何も変わった様子は無いトンネル。
長いトンネルを出た。
「何もなかったねぇ~!」
不満な様子を見せる彼女。
「かえろっか。」
俺が そう口にすると 彼女は軽く頷いた。
再びトンネルの中へ足を踏み入れる。
相変わらず雨は酷くなるばかり。
傘に 雨が力強く当たる。
トンネルの中は 雨の音以外何も聞こえない。
彼女が突然 足を止めた。
「どうした?」
俺が 尋ねると 彼女は いきなり俺の手を引き
凄い速さで トンネルの外へ引っ張る。
車の前まで来た俺たち。
「なんだよ!」
俺が 強く言うと彼女が泣き出し、
その場に倒れてしまった。
「・・・ごめん。 どうしたんだよ?」
彼女は泣くばかり。
とりあえず 車に乗せ、彼女の自宅まで届けることにした。
車内で。
ようやく彼女が顔を上げた。
「ごめんね・・・ ごめんね・・・」
彼女が必死に誤る。
「何があったの? 何かいたの?」
俺が尋ねると 彼女は
「気付かなかったの!?どうして!?」
彼女が怒鳴った。
「え・・ 何が?」
訳も分からず 混乱する俺。
「どうして あたしたちトンネルの中にいるのに
傘に雨が当たるの!?」
彼女は 再び泣いた。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話