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中編3
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赤い鳥居

二年前の話です。

土木工事の仕事で山道を作る為とある山に来ました。

一日目現場視察のため一人山の中を歩いていると赤い割り箸のようなもので小さい鳥居が作られていました。

対した気にもせず一週間がたったころ赤い鳥居が四つに増えていたのです。

まぁ前に来た時に気づかなかったのかなぁと思い気に止めず更に一週間がたったころふと違和感を感じ足を泊めると更に四つ。

また一週間たつと四つと範囲を拡大しながら増えて行ってました。

そんなある日仕事上赤い鳥居を一つ壊してしまいました。

プレハブ小屋で夜一人で仕事をしていると

コンコン

誰かがドアを叩くのです。けれど山の中

誰もいないはずです。

その日はなにごともなく帰宅。

次の日仕事場に来てみるとプレハブ小屋を囲うように四つの鳥居。

まぁ昨日なにもなかったから大丈夫だと思い仕事を始めたのですが誰かが後をついて来る。

草の生い茂った山なので誰かが後ろを歩くと音がします。

ガサガサ…ガサガサ…

振り向くと音が止みます。また歩きだすと

ガサガサ…ガサガサ…

一日中ついて来るのです。

流石に疲れたので今日は早く帰ろうと思い車に乗り込み一人車に乗り込みラジオ聞きながら車を走らせようとしたら突然ラジオに雑音が

おかしいなと思いながらも現場の出口へ車を走らせると女の人が立っているのです。

人がいるわけの山道にやばいと思い見ないように車を走らせる。

そんな恐怖よりやはり好奇心には勝てず女の人見てしまいました。

目を見開いてじっとこっちを見ているのです。

恐怖を感じ逃げるように家に帰りなにごともなく就寝

まではよかったのですが夜中にふと目が覚めトイレに行った時…

なにか外から聞こえる

耳を澄ませ聞いてみると

ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ

全身に鳥肌が立ち逃げるよう布団へ

すると窓がピシッと音がして誰かが部屋に入って来たのです。

ヒタッヒタッヒタッ誰かが部屋を歩きながら

ユルサナイユルサナイと何度も囁きながら歩き回っているのです。

1時間くらいたったときピタッと止んだのです。

その瞬間頭痛と腹痛が襲い朝になっても収まらずその日は仕事も休み病院へ。

医者にみせたが原因が分からず難しい顔をしてると一人の看護婦さんが言いづらそうに

大変な物に憑かれてますよと言ってきた。

なにを言いたいのか理解できずにいると地図を書いて騙されたと思って行ってみてくださいと寺への地図を渡された。

仕方無しに寺へ向かうと坊さんが二人待っていてくれていた。

かなり驚いた顔をしながらすぐに来て下さいと言うと私の手を引き奥の部屋へ。

真ん中座らされたらすぐにお経を唱えた。

そこからまったく記憶がない。

気が付いたら坊さんが一人私の顔を見て笑いながら

もう大丈夫だよと一言。

呆気に取られぼーっとしてるとあることに気づく。

体の調子が良いのだ。

坊さんに私になにがついてたのか尋ねると

あなたがいた場所で女の人が自殺したのでしょう。

その娘の呪いを何故あなたが受けたのかはわかりませんがその呪いであなたの命すら危ない状況に立っていたのです。

けど私がお祓いしたのでもう大丈夫ですから。

家に帰って休んでください。と言われた。

家に帰り言われたことを思い出しあることに気付いた。

過去その山で自殺なんて一度もない。

坊さんにぼったくられたと思いながら次の日仕事場へ。

何気なく最初に鳥居の在った所へ足を運んで上を見てみると

女の人が首を吊っていたのです。

もしかしたらあなたも聞こえるかもしれませんよ。

ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ

怖い話投稿:ホラーテラー Akさん  

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