短編2
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深夜の出来事

これは本当にあった話です。

私の母と、母の姉(おばさん)は霊感が強く、いろいろな体験をしています。

今日は、おばさんの話しを書いてみます。

10年ちょっと前の話しで、おばさんは いつものように夜、眠りにつきました。

夜中に金縛りになって、{嫌だな〜また金縛りだ}と思っていたら、何かがタンスの方にいる気配を感じて、怖かったけど目をあけて見てみる事にしました。

起きたばかりで目がまだボヤけていたけれど、何かがいる。

だんだん目が慣れてきて、それがハッキリ見えた時、心臓が止まりそうなくらいビックリしました!

それは、白い着物を着た老婆がタンスの横で這いつくばっていたのです。

着物は胸元がはだけていて、体は骸骨になっていました。

怖くてまた目を瞑ってみたけど、しばらくして、もう一回見てみると、老婆は手招きをしていました。

その手招きしている手(腕だけ)がだんだん少しずつ こちらに伸びてくるのです。

おばさんは、気を失ってしまいました。

目を覚ましたのはまだ夜中だったそうです。

さっきの出来事は夢?と思って老婆のいた方に目を向けると同時に(バサッ)と、タンス(大人の胸くらいの高さのタンスです)の上に白い着物が落ちてきました。

おばさんは怖くて布団をかぶり朝になるまで眠れずにいたそうです。

明るくなりタンスを見てみると着物はもうありませんでした。

それきり その老婆は現れてないそーです。

怖い話投稿:ホラーテラー 歌音さん  

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