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短編1
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霊感のある男の子

私の親戚の男の子の話です。

その男の子は、母・父・自分の3人家族でした。 両親はとてもやさしかったので、男の子は両親のことが大好きでした。男の子の祖母もとてもやさしく、男の子は大切に育てられましたが、男の子には祖父がいませんでした。男の子が生まれる十年ほど前にすでに亡くなっていました。男の子は祖父の話を両親から聞くのが大好きでした。まだ三才の子なのに、そのときは真剣に話を聞くのでした。それに、男の子は仏壇に飾ってある祖父の写真を度々眺めていました。両親はその事に気付いていましたが、別に悪い事ではないと思い、注意はしませんでした。

ある日曜日、父親が男の子の祖父の墓参りに最近行っていない事に気付き、墓参りに行くことにしました。母親は「写真のおじいちゃんのお墓に行くよ。」と説明すると喜んで行きました。男の子にとって初めての祖父の墓参りはとてもうれしいものでした。

山道を進む事一時間、ようやくお墓に着いた家族はお参りをして少し離れた所にある車に向かった。すると、男の子が突然車に向かって走り始めた。両親は車に乗って少し落ち着いてから、「何で突然走ったの!!!危ないでしょ。」と叱った。

すると男の子は、

男の子は、「だって車の前で写真のおじいちゃんがこっちにおいでって言ってたんだもん。」

と言った

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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